Hola, プロカメラマン予約『Totte』のスペインブログです。
前回のお知らせのとおり、今月の上旬にリスボンで開催された世界最大級のテクノロジーカンファレンス『Web Summit Lisbon 2018』にAlpha Startupとして参加してきました!
もう既にメディア観点のニュースも色々アップされているようなので、私からはスタートアップ(=参加者)として + 個人的に思ったことをざっくりレポートします。
と、その前に、弊社『Totte』をご存知でない方に自己紹介&宣伝を...
日本語の「撮って」が由来の『Totte』は、スペインに拠点を置く「プロカメラマンを予約できるサービス」です!
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いざ、Web Summit 2018!
▽早朝の便でマドリードからリスボンへ!
空港からリスボン市内に向かうと、街の名所にWeb Summitのロゴがいっぱい
▽こちらはコメルシオ広場(Praça do Comércio)
▽ロシオ広場 (Praça de Rossio)にも
初日のオープニングセレモニーでは、ポルトガル首相 António Costaやリスボン市長も登壇し、Web Summitが国を挙げてのイベントだということが感じました。
そんなOpening Ceremonyはこんな感じのコンサート会場のようなところで行われ、今年のKeynote SpeakerはWorld Wide Web(WWW)を考案したSir Tim Berners-Lee!
ポルトガル出身の国連事務総長の António Guterresも!
ちょうど今年のイベントの直前にWeb Summitが今後10年間リスボンで開催されるとの発表もあり、毎年7万人もテック系のイケイケな人たちが集まってくれるのは、リスボンにとっては big win!
そして、参加するスタートアップのゴールはこの辺りじゃないかな:
1. Gain exposure + PR
2. Networking + Make new friends
3. Raise + Investment
Web Summitの来場者のタイプは主に:
・Startup
・Investor
・Corporate
・Press & Media
・General
こういうイベントにphysicallyに行くメリットはやはり7万人も一つの場所に集まってくれているので、普段ビデオカンファレンスでしか会えない人とも実際にmeetingができます。会いたい人はアプリでサーチ&チャットしてmeet up!
▽会場では、うちの小さなブース裏の Google先生の客引き力に期待!
Web Summit自体、グローバルなイベントですがヨーロッパ色は強めです。でも、ベルリンやロンドンはもちろんバルセロナやストックホルムなどEUプラスを一つのリージョンとして考えると結構な大きさになるんじゃないのかな
参加しているスタートアップの規模もいろいろ。うちはその中でも小さいほうでしたが、みんな共通してるのが... めっちゃ元気&ポジティブで「え、なになに、how cool is that! なんか一緒にやろー」的なノリ
実は、ウェブサミットに参加する前は「うちってlow techだから大丈夫かな...」と心配してたら、友だちがこんなことを...
「スタートアップの関係者で、一歩目から product/serviceの技術の高さを求める人はラボで基礎研究をしてたほうがいいんじゃないかな」
△もちろん、どの業界でもhigh techが評価されることは正しいのですが、技術とは別物でマーケットにフィットできれば、low techだからこそスケールできるポテンシャルはあるから!と、背中を押してくれました。
そんなことを日常で探してみたら...
昨年、マドリードに引っ越してきてから近所の公園にジョギングをしに行くのですが、この1年以内でも『市内の交通手段』がメトロ&バスのほかに:
【ハイヤーの乗用車】(Cabify/Uberなど) → 【電動バイク】 → 【シェア自転車】→ 【E-スクーター】(Limeなどのキックボード)
が追加されてるのが目に見えます。
→ 夕方に公園でジョギングしてると前は自転車に抜けれてたのが最近はあのキックボードにバンバン抜かれるんですよ....
この [乗用車 → バイク] & [自転車 → キックボード]
って、乗り物& user experienceのハイテク化の真逆で low tech or simplificationですよね...
And as a result, we (users) now have simpler, faster & more convenient options - which very much shows the scalability of low(er) tech solutions esp in B2C contexts, right? Game on!
言いたいことはまだありますが、話がWeb Summitから脱線するので、これはこのへんで...
Web Summit、日本からだとかなり遠いですが... ぜひ機会があればスタートアップとしては参加する価値はあると思います。自社のプロダクトやValue Propをこんなスケールで色んな人にピッチできるのは貴重でした。
うちは嬉しいことにpartnerからinvestorさん、press, lawyersまで色んな方々と会え、実り多きイベントとなりました。
個人的には5年ぶりのリスボンでしたが、相変わらずかわいい街でした。
以前の職場でサンフランシスコのMarket Streetに行くことがあったのですが、さすが姉妹都市だけあってリスボンとサンフラン両都市とも丘を上るケーブルカーから大橋まで風景が似てるけど...
今後は街のvibe似てくるのかな!
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Totte 代表プロフィール
松下 葵 | Aoi Matsushita
長野県生まれ、高校まで信州で過ごし、かねてからの夢であったアメリカ留学を決意し、高校卒業後はニューヨーク州立⼤学政治学部へ入学。大学卒業後は東京のイベント会社で海外PR・マーケティングを担当。
結婚を機に夫婦で起業を決意し、スペイン政府主催の起業プログラムを活用して2018年にスペイン・マドリードにてプロカメラマン予約の『Totte』を創業。
スペインに移住後はTotteのモット―である『100年後にも残る想い出』をより具現化するため、ファッション誌「ELLE」とマドリード「コンプルテンセ大学」にてPR & Visual Merchandising Diplomaを取得し、その後「ELLE Education」にてウェディングプランナーの研修を修了。また、NTT Data eAwardsやWeb Summit Alpha Startupなど、スペインとポルトガルの様々なスタートアップコンテストにも入賞し、現在はスペイン、イタリア、ポルトガル、フランスを含むヨーロッパ各地でサービス展開中。
2021年よりヨーロッパのアートポスターのセレクトショップ『DeCasa』の代表も務めており、2022年4月には大丸松坂屋百貨店の東京店ショールーム「明日見世」に出店。同年9月より丸井グループが手掛ける「5PM Journal」のDiversity & Inclusion ブランドパートナーとして参画しております。
→ Aoiについて詳しくはこちら!
▽ポルトガル国営放送局「RTP」でのTotteのインタビューが世界13都市で放送されました!
それでは次回、hasta luego!
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