Hola! プロカメラマン予約『Totte』のスペイン&ヨーロッパブログです。
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スペイン旅行の楽しみといえば食べ歩きですよね!今日はスペイングルメの代名詞『スペインの生ハム』ことハモン・イベリコ(Jamón Iberico)についてご紹介!
1. スペインの生ハムの基礎知識
スペイン語でハム全体を『ハモン』(Jamón)と呼びますが、日常で“ハモン”と言うと生ハムのことを意味することが多いです。そんなスペインの生ハムにもいくつか種類があります。
【生ハム『ハモン』の種類】
1. ハモン・セラーノ(Jamón Serrano)
白豚から作られる生ハムの「ハモン・セラーノ」は、黒豚のハモン・イベリコと比べ安価でさっぱりとした味わいが特徴です。
2. ハモン・イベリコ(Jamón Iberico)
スペインの生ハムの代名詞、黒豚の「ハモン・イベリコ」!
白豚のセラーノよりも肥育に時間と敷地スペースの手間がかかり出荷されるまでの熟成期間も長いため、お値段も高希少価値の高い生ハムです。
お店やスーパーに吊るしてある生ハムをよく見ると黒豚の爪が黒く、スペインではハモン・イベリコの呼び名以外に「黒い脚」を意味する『パタ・ネグラ』ともよく呼ばれます。
スペイン語でスペインとポルトガルが位置する「イベリア半島」を意味する「イベリコ」を名乗るには豚の純血度が50%以上であることと規定されています。
そんなハモン・イベリコは与えられる飼料と飼育方法によってカテゴリー分けされています。
【ハモン・イベリコのカテゴリー】
最高級品:どんぐり育ちのBellota
最も評価が高いのは『Bellota』(ベジョータ)と呼ばれる「ハモン・デ・ベジョータ・イベリコ」(Jamón de bellota ibérico)です。
このベジョータとは、スペイン語でどんぐりの意味で、放牧された黒豚がどんぐりを主体に育ちます!
どんぐり + 自然飼料:Cebo de Campo
体重増加のため、どんぐり以外の自然飼料を与えられた豚は『Cebo de Campo』(セボ・デ・カンポ)と呼ばれます。
こちらの生ハムの表記は:Jamón de cebo de campo ibérico(ハモン・デ・セボ・デ・カンポ・イベリコ)です。
人工飼料のみ:Cebo
放牧せず、どんぐりを一度も食べず人工飼料も与えた黒豚を『Cebo』(セボ)と呼びます。
こちらの生ハムの表記は:Jamón de cebo ibérico(ハモン・デ・セボ・イベリコ)
【ハモン・イベリコの4大産地】
- サラマンカ県のギフエロ産
- ウエルバ県のハブーゴ(スペイン語版)産
- エストレマドゥーラ州産
- コルドバ県のペドロチェス産
▽スペインの地図だとこの辺りです!
【ハモンの食べ方】
トロのように赤身に細かい脂肪のサシが特徴のハモンは、その脂が溶けやすい常温で召し上がるのが正しい食べ方とされています。
冷蔵庫に保管している場合は、食べる15~30分前に取り出しておくと良いです!
2. バルでの生ハムの頼み方
バルカウンターの上にハモンの足がまるごと飾ってあったりしますよね。メニューにハモンがあると、基本的には『ハーフサイズ』か『一皿』で注文が可能です。
→『ハーフサイズ』を頼みたいときは:
「メディオ・ラシオン (デ・ハモン・イベリコ)」
Medio ración (de Jamón Iberico)
→『一皿』を頼みたいときは:
「ウナ・ラシオン(デ・ハモン・イベリコ)」
Una ración de Jamón Iberico
→レストランで役立つ!ネイティブなスペイン語2選はこちら
3. スーパーの精肉&生ハムコーナーでの買い方
生ハムはバルで食べるのも良いですが、スーパーや市場の精肉コーナーでも買えるのでホテルに持ち帰って食べるのもグッドアイデアです!
大きめのスーパーに行くと、さすが本場と言わんばかりの生ハム専門の精肉コーナーがあって、色んな種類のハムが吊るしてあります。
もうすでに切られたパックを購入するのもいいですが、カウンターの後ろのおじさんにお願いして100グラム単位から切ってもらうことも可能です!
↑どのハモンが良いかお値段や上記「生ハムの種類」から選んでみてください。
※カウンター近くに発券機がある場合はチケットを取って自分の番号までしばしお待ちを。
自分の番号が呼ばれたらカウンターの方に「このハムを200グラムぐらいお願いします!」とお伝えください!
我が家は二人で基本いつも200グラムほど切ってもらいます。切る方と機械にもよりますが、200グラムで生ハムのスライスが10~15枚ほどあります。
スペイン語で『このハム、X00グラムください』は
→ メ・ダス・(下記からお好きなグラム量)・デ・エステ・ハモン・ポルファボール
→ Me das X00 gramos de este jamón por favor
グラム数は下記のスペイン語表をご活用ください!
100g:シエン・グラモス
150g:シエント・シンクエンタ・グラモス
200g:ドシエント・グラモス
250g:ドシエント・シンクエンタ・グラモス
300g:トレシエント・グラモス
350g:トレシエント・シンクエンタ・グラモス
400g:クアトロ・シエント・グラモス
500g:メディオ・キロ(=ハーフキロ)
※500グラム以上だと、かなり多めです...大人数だといいのかな?
スペインの生ハムは日本へ持ち帰れないことからも、せっかくのスペインでぜひ試してほしいのは最高ランクの『Bellota』(ベジョータ)!
我が家ではスーパーの精肉屋さんで一番安いハモンイベリコのCebo Ibérico(セボ・イベリコ)もよく買ってきますが、どれも美味しいです!
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松下 葵 | Aoi Matsushita
結婚を機に夫婦で起業を決意し、スペイン政府主催の起業プログラムを活用して2018年にスペイン・マドリードにてプロカメラマン予約の『Totte』を創業。
スペインに移住後はTotteのモット―である『100年後にも残る想い出』をより具現化するため、ファッション誌「ELLE」とマドリード「コンプルテンセ大学」にてPR & Visual Merchandising Diplomaを取得し、その後「ELLE Education」にてウェディングプランナーの研修を修了。また、NTT Data eAwardsやWeb Summit Alpha Startupなど、スペインとポルトガルの様々なスタートアップコンテストにも入賞し、現在はスペイン、イタリア、ポルトガル、フランスを含むヨーロッパ各地でサービス展開中。
2021年よりヨーロッパのアートポスターのセレクトショップ『DeCasa』の代表も務めており、2022年4月には大丸松坂屋百貨店の東京店ショールーム「明日見世」に出店。同年9月より丸井グループが手掛ける「5PM Journal」のDiversity & Inclusion ブランドパートナーとして参画しております。
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それではまた次回、hasta luego!
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